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2006年11月25日
忘却の彼方に

私は、何事においてものめりこみやすい。
一つのことにのめりこみはじめると、どっぷりとそれに漬かってしまう性格なのである。
このブログの読者のみなさんは、そのことに関してもうお気づきかもしれないが、みなさんが想像されている以上にのめりこんでしまうのである。
最近は多少改善できているかもしれないが、そう思っているのは私だけかもしれないのである。

最近はもうしていないのであるが、昔は読みかけの本があると本を読みながら運転したりすることもあったのである。

さすがにこれはちょっと危ないと思い、最近ではしていないのであるが、その分そのしわ寄せがほかの日常生活にきているのかもしれない。
毎朝、車のカギや携帯電話、財布などを探し出すのにすごく時間がかかる。
我が家には「パパの物入れ」なるものがちゃんと存在するのであるが、必ず何かひとつそこに入っていないのである。
しかも、それはいつもとんでもないところに置いてあったりするのである。
しかしながら、これは私のプライベートのことなのでまだ救いがあろう。

昔、うちのクライアントからこういう苦情をいただいた。
「平さんと面談をしていたとき、飲んでいるはずのない私のコーヒーが減っていたのです」
もちろん、私にはそんな失礼なことをした記憶はまったくない。「私は無実だ!!」
と言いたいところなのであるが、「絶対やっていないか」と言われると・・・・・・自信がないのである。ひょっとして、やったかもしれない。
それ以来、面談では必ず自分の飲み物とお客様の飲み物は違うものにするようにした。
それ以来、この種の事故は起こっていない・・・・ことを期待する。

そんな話を事務所でしていたところ、きのちゃんが私に言うのである。
「もう7年ほど前になりますが、初めて平さんの面談を受けたとき、平さんは足の指でラジカセの電源を入れたのですよ」と。
「そんな失礼なことをするはずがない!」と思うのだが、確かに家ではラジカセの電源を足の指で器用に入れたことはあるのである。
誠に申し訳ない次第である。
それ以来、面談ルームのラジカセは、リモコンで操作するようにした。

悪気はないのであるが、無意識にしてしまったことはほかにもっと何かないのであろうか?・・・・・・・考えるだけで憂鬱なのである。

この際いっそ面談のときにはアシスタントを横に置いて失礼がないように私を監視してもらうというのはどうだろうか?
いや、手足を縛ったまま面談するほうが効率がよいかもしれない・・・しかし、クライアントはたぶん誰も来なくなってしまうような気がするので、それは却下である。


昔うちの奥さんから、「帰りにスーパーに寄っておしょうゆを1本買ってきて」と頼まれたので、忘れてはならじと手の甲に「しょうゆ」と書いて事務所を出てスーパーに行ったのはよいのであるが、ついついほかの買い物ばかりしてしまい、しょうゆを飼い忘れてひんしゅくをかったこともあった。
しかしながら極めつけは、昔うちのおばあちゃんを病院に連れて行ったときのことである。
その病院は総合病院だったので、とても待ち時間が長かったのである。
そんなときに事務所からクレーム対応の電話がかかったので、そのクレームを1時間ほど処理し、ほっと一息ついてそのままおばあちゃんを病院に置いたまま家に帰ってしまったのである。
しかし、そんなことは、昔のことであり、最近は、一般社会人として、何とか日常を保っているつもりでいたのである。

しかしながら、2週間前から事務所で日常の色んなことに関して罰金制度というものが実施されたのである。
スリッパを置きっぱなしにしたり、灰皿を置きっぱなしにしたり、出したものをもとの位置に戻さないと100円罰金という制度が社長である私に何の断りもなく実施されることになったのである。
もちろん私は完璧を期しているつもりであるのだが、罰金箱にみるみるお金が貯まるのである。すべて私のお金ばかりなのである。
この制度のおかげで最近とみに改善しつつある私であるが、もし何か大事なことを私が忘れていたとしたならば、どうか悪気はないのでご容赦していただきたいのである。

もちろんこれは今月の東京のコンプリの後、アシスタント研究会のミーティングを忘れてすっぽかした言い訳として書いているのではないということを最後に声を大にして言わせてもらう!


2006年11月25日 00:00