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2007年7月 7日
社員旅行に行ってきました Part 3

怪しいマッサージ店でシャンプー・オプションを頼んだわれわれ一同は、全員、この
お店の中でマッサージしてもらいながら、シャンプーもしてもらえると思い込んでい
たのである。

ところが、マッサージが終わると、服を着るようにと言われたのである。
われわれは「まだ、シャンプーしてもらっていない」と主張したのであるが、全員、
服を着させられ、受付まで連れてこられたのである。
そして、シャンプー代500元を払わされ、外に連れ出されたのである。

そして、道路を歩くことしばし、町の美容室に連れ込まれたのである。
どうも、シャンプーはここでするらしい。

それはそれでいいのであるが、その店には堂々と書いてあるのである。
「シャンプー200元」
いきなりここで、300元もピンハネされたことが判明。

しかも、この時点で夜12時を回っていたので、店員さん一同、すごく眠そうで、あま
りやる気がなさそうなのである。
まず、飲み物を持ってきてくれたのであるが、なんと、私と私の横にいたメンバーの
飲み物は白湯なのである。

「はて、なにゆえ白湯なのであろうか???」
いぶかしがりながら、ほかのメンバーを見たら、白湯の中にティーバッグのウーロン
茶がちゃんと入っているのである。
どうも、こんな夜遅い時間に来たため、ティーバッグが品切れなようで、私と私の隣
りに座ったメンバーだけが白湯を提供されたようなのである。

しかし、まあ、日ごろ、「許し」を教えているこの身。
この程度は許そう‥‥。
いまから、入念なマッサージ付きのシャンプーを経験できるのだから‥‥。

と、楽しみにしていたところ、あたりまえといえばあたりまえなのだが、マッサージ
が下手なのである。
私の隣の女性メンバーは痛すぎたようで、「もっと弱くしてください」と日本語で言
っているのであるが、まったくもって通じない。
私も英語で頼んでみたのだが、それもまったく通じないのである。

しょうがないので「ガイドブックでも」と思ったのであるが、前回のイタリアン・レ
ストランで懲りていたので、私は筆談でコミュニケーションすることにした。

「弱」

こう紙に書いて差し出したところ、さすが漢字の国・台湾、これがなんと通じたので
ある。

しかしながら、このマッサージ、なんと、たった3分だけなのである。
その後、シャンプーに移ったわけなのであるが、これも夜遅かったせいか、「入念な
‥‥」とはほど遠い。

ほとんど日本の美容室レベルのシャンプーで終わり、最後は洗い流し、髪型を整えて
終了するのであるが、この髪型が問題なのである。
台湾でも流行っているのであろうか?
言葉が通じないのをいいことに、私はヨン様のようなヘアスタイルにされたのである。
しかも、夜も遅いので、あとは寝るだけだというのに‥‥。

お店の終了時間が迫っていたために、われわれはそれに合わされたようなのである。
われわれとは違い、昼にガイドブックを見ながらシャンプーを経験したメンバーは、
それはそれは至福の経験を200元程度で体験した模様。
この夜、われわれは、足裏マッサージと全身マッサージ、さらにオプションのシャン
プーをつけて、総額2,700元、日本円にして10,800円も支払ったのである。

われわれが学んだことは、もっと安く足裏マッサージを受けようと思えば、受けられ
るということであった。
街角にはありとあらゆるマッサージセンターがあり、とても安い。
とはいえ、1時間1,000元、日本円で4,000円程度であろうか。

しかしながら、なんで私があの店に2日も続けて通ったかというと、とてもゴージャ
スで優雅だからなのである。

台湾のマッサージ店で学んだこと。
高ければ高いほど優雅な気分に浸れ、それはまったく悪い気はしなかった、というこ
とである。
多少、高くはついたのではあるが、王子様やお姫様の気分を味わえる代=5,000円と
考えていただければいいと思う。

しかも、このマッサージ店、ホテルまでの送迎付きなのである。
トイレに行ったら、おしぼりを持ったマッサージ嬢がトイレの外で待っていてくれた
りもするのである。

どうやら、台湾では食事も含め、安くあげようと思えばとても安く仕上げることがで
きるのであるが、値段を出せば出すほどサービスがよくなるようである。
われわれが経験したところでは、「高くて、ぼったくり」というのは一切なかった。
値段が高い度合いだけ、サービスがよりよくなるようである。

旅行会社が、「これ以上、費用は負けられませんが食事をつけます」と言って、1日
目の夜に用意してくれた食事も、台湾風の鍋だったのであるが、われわれ専用の給仕
の人がついてくれ、すべて取り分けてくれるのである。
料理もうまかったが、とても気分もよかったのである。

次回はシリーズ最終回、台湾温泉めぐりとゴージャスなアフタヌーンティ編。

2007年7月 7日 00:00