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2005年8月27日
危険な手荷物 ?飛行場で再検査されちゃったの巻?

みなさんは、芸能界の裏話なるものに興味はあるでしょうか?
私は、いつも朝8時ごろに起きるので、テレビをつけると必然的にワイドショーを見てしまうはめになるのです。
私が昔々若かったころ、ウソかホントかはさておいて、「清純派アイドルの○○が実は楽屋ではいつもタバコを吸っていた」とか、「○○はもとスケバンだった」とか、「海外旅行のトランクが変な音がするのであけてみると清純派アイドルのトランクの中で大人のおもちゃのスイッチが入って動いていた」といった話を聞かされたことがあったものでした。

さて、今年の4月にメンタルの社員旅行でのできごと。
今年のメンタルの社員旅行は、別府温泉ツアーでした。
別府の温泉には、「温泉名人への道」というのがあって、8湯入るごとに初段、二段、三段と段位がもらえ、80湯で十段、88湯入れば「温泉名人」なる称号がもらえるのです。
私たちメンタル一同は見事、初段になり、すっかり疲れ果てて大分空港で帰りの飛行機を待っていたのでした。

この物語を語る前にみなさんに知っておいていただきたいのは、うちの奥さんはとても若く見え(私とは4歳しか違わないのですが)、私と違って清純派で、渡辺満里奈似であるということです。
このおかげで、周りからは、私とは10歳ほど年の差があるように見られ、「どこでかどわかしたのですか」とか、「受講生に手をつけたんじゃないですか?」といったいろいろな疑いをかけられるはめになるのですが、一切そのような事実はないことをここで強く申し上げておきます。
この社員旅行には、うちの奥さんと2人の子供たちも同行しており、私は旅行中ずっとよいパパをしていたのでありました。

お土産や家族の衣類などをいっぱいに詰め込んだ旅行カバンを航空会社のカウンターで預け、手ぶらになった私が搭乗待合所でぼーっとしているときにその事件は起こりました。
まず、航空会社の女性係員から「神戸メンタルサービスのきの様はいらっしゃいますか?」とこの旅行の幹事であったきの嬢が呼ばれたのでした。
きのちゃんがまたいつものように何かチョンボでもしたのではないか?と私が怪訝な顔で係員の方を見ていると、係員の手には、見覚えのある旅行カバンが・・・
なんとそれは、私が先ほど預けたカバンだったのです。
「あのー、きの様の団体の平様からお預かりしたバッグなのですが・・・あの・・・中から・・・・・・変な音が・・・」ととても気まずそうな女性係員。
確かに私のカバンの中からは、「ウィーン、ウィーン」という音が・・・
あせるきの嬢は、「あの?あの?平さん、これ、あの?」と顔を真っ赤にしているし、近くにいたカウンセラーの山本や後藤などの主婦陣は「家でのことならいざ知らず、こんなところまでこんなものを持ってくるなんて ケダモノ?」という目でにらんでいますし、うちの奥さんのファンである若手男性陣は「あの清純な奥さんになんてことをするんだ!この変態おやじ!」とまさに殴りかからんばかりの勢いで怒りをあらわにしておりました。

航空会社の女性係員が、「ま、ま、誠にお手数ですが、中をご、ご、ご確認させていただいても、よ、よ、よろしいでしょうか? も、も、もしよろしければ、べ、べ、別室で確認いただいても・・・」


幸い、このときうちの奥さんと子供たちは、最後のお土産を買うべくロビーの土産物屋さんでお土産を物色中でした。
この付近にいたほかのメンタル関係者は全員、見てはいけないものを見ないようにそおっとその場を後にし始める始末。
その間も私のカバンの中からは、「ウィーン、ウィーン」とモーター音が鳴り響き、一瞬、ドギマギした私でしたが、実はこの経験は二度目だったのです。
おもむろにカバンを開け、中を覗き込む女性係員の目に映ったものは・・・

そう、何かの拍子にスイッチが入ったヒゲ剃り機が動いていたのです。
私は、私と奥さんの名誉のために、天高くヒゲ剃り機をかざし、みんなに見えるように、威厳をもって、神々しくスイッチを切ったのでありました。
その瞬間にメンタル関係者を安堵感が包んだのは書くまでもございません。

前回は、羽田空港でした。
みなさんもヒゲ剃り機の取り扱いには十分注意してくださいね。
まわりのみんなに心配をかけてしまいますよ。
最後にこの話はすべて実話であることを付け加えておきます。

2005年8月27日 00:00