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2005年9月17日
会長の引退

会長といえば、メンタルでは三十路会の会長のことを指すのである。会長というのは当然ながら、社長より偉く、権力も握っている。読売巨人軍の会長はドン渡辺会長で、社長の名前を知らなくても渡辺会長を知らないプロ野球ファンはいないように。

私も一応は社長であるが、世の常に習い、会長には頭が上がらないのである。去年の年末、「社長だより」に三十路会のことを書いたが、この度なんと、会長自ら三十路会を脱会したのである。しかも、四十路会に入るための脱会ではなく、晴れて結婚されての堂々の脱会。しかも、だんなさまときたら一回りも年下、20台半ばの航空会社のパイロット。さすが会長!やるときはやるのである。

彼女が私どものもとに訪れたのは5年前、彼女の人生にもいろんなことがあった。1年半前に彼女は大病を患い、本当にもう結婚は無理ではないかとあきらめかけたこともあったが、奇跡は起こるものである。めでたい!実にめでたい!

めでたいついでに、今年は結婚ラッシュなのである。つい先日もカウンセラーの河合の結婚式が東京であったばかりだし、9月には、やはりカウンセラーの多田の結婚式。彼女も、ものの見事にエリートをゲットした。10月には、事務所の太一君も結婚するし、12月は昔、事務所のスタッフだった、ゆき姫も結婚パーティーをするという。うれしい!でも大出費!でもうれしい!けど、スケジュールが忙しい!

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事務所にも受講生のみなさんからの結婚や出産のお知らせハガキがいっぱいです(*^_^*)

とにかく、結婚式は大好きなのである。うちの受講生や関係者の結婚式では、すっかりお父さんの目になって見てしまい、「うちに来たころには、ああだったのに、今はこんな立派な姿になって…」と感慨一入である。結婚した受講生に子供ができたらできたで、気分はすっかりおじいちゃん。孫はかわいいのである。とにかく、結婚式に出るのが人生の楽しみ、いや趣味といっていいのかもしれない。7月のカウンセラーの河合の結婚式には、本来、大阪で講座が入っていたのであるが、スタッフに泣きつき、講座をズラしてしまったのである。受講生のみなさん、ごめんなさい。

10月の太一君の結婚式の日も、ホリスティック医学協会から講演を頼まれたので、協会に無理を言って、11:00から大阪で講演。講演が終わり次第、神戸の太一君の結婚式場に12:30には到着してスピーチをこなし、15:00には結婚式場を後にし、16:00から再び大阪の会場でホリスティック医学協会のパネルディスカッションに参加という強行スケジュール。ヘリコプターをチャーターしたい気分であるが予算がないので電車を乗り継ぐ。
「そこまでして」と言われそうなのだが、でも結婚式には出たいのである。

先日、テレビ番組で最近の結婚式の流行を紹介していた。結婚式の最後に両親への花束の代わりに、あるぬいぐるみを手渡すのだが、そのぬいぐるみをもらった両親は全員号泣してしまうらしい。それがどんなぬいぐるみかというと、なんとそのぬいぐるみの重さが、結婚する新郎新婦の生まれたときの体重に設定してあるというのだ。これは、親としてはたまらない。気持ちがわかるのである。
「あんなにちっちゃかったこの子がこんなに立派になって・・・」私もテレビを見ながら、ティッシュペーパーを半箱使い果たしてしまった。

受講生たちもいろんなしがらみやいきさつを抱えてうちにやってくる。「私は本当に幸せになれるのでしょうか?」「私は本当に結婚できるのでしょうか?」「私は本当に生まれてきてよかったの?」とさんざんだだをこね、暴れまわり、叫び、吠え、のたうっていたあの子たちが・・・。

「親なんかくそったれ」「生んでくれと頼んだ覚えなどねえよ」と毒づいていた子たちが、結婚式で「お母さんありがとう。お父さんありがとう」などと言うのを聞いた暁には、失禁してしまいそううなほど感激してしまうのである。

結婚式!これほど美しくすばらしいものがつまっている儀式はそうそうないのである。だから、講座をすっぽかしちゃうのです。ごめんなさいm(__)m

2005年9月17日 00:00