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2005年11月26日
眞鍋かをりの逆襲?カウンセリングできず!!?

私は今、悩んでいるのである。
ブログのネタで悩むのは、最近、恒常的になってきたのでもう慣れてしまった。では、何で悩んでいるかというと、またテレビの話がやってきたのである。
テレビ東京系の番組の出演依頼で、関西ではテレビ大阪で放映されてしまうので、本来ならば即時却下にするのだが、(訳は転校生のブログ参照)今回だけは、悩んでいるのである。
なぜならば、依頼があった番組が「TVチャンピオン」だからである。
私は基本的にテレビには出たくないのであるが、「TVチャンピオン」だけは別である。一温泉マニアとして温泉通のTVチャンピオンになりたいのである。

今回の出演依頼は心理学系のTVチャンピオンなのだが、ロケが一週間もあり、しかもそれとは別にスタジオ収録まであるので、都合、8日間仕事ができないというものなのである。
読者のみなさんはテレビに出られるからいいじゃないか、と思われるかもしれませんが、テレビの仕事はとてもギャラが安いのである。

我々がテレビに出演するときのジャンルは、一応、文化人扱いなのである。(とはいえ、いつも色物タレントのようにしか扱ってもらったためしはないが・・・)
タレントさんと違い、文化人のギャラの常識は、どれだけすばらしい文化人の先生であっても5万円が上限である。我々クラスになると、もらえて3万円、無理を聞いてもらっても3万5千円が上限だと思っていただけたらよいかと思う。

以前、「コイブミ」というやはりテレビ東京系の番組で、うちのカウンセラーの岡崎(当時は多田)が出演したときは、ギャラが3万円であった。
大阪から新幹線で通っていたのだが、交通費は自腹であったため、実質彼女がもらえたギャラは数千円にすぎなかった。ロケが押して宿泊ともなると、もうそれは大赤字であった。
とにかく、割に合わない仕事がテレビなのである。

しかしながら、このTVチャンピオンだけは私にとっては特別なのである。
私の崇拝する温泉の師は、郡司勇先生なのだが、かの師はなんと温泉通のテレビチャンピオンを3回連続でゲットされているのである。
なんとか、師と同じステージに立ちたいのである。
そこでここは転校生のブログで書いたように私にはさまざまな事情があるので、そうそうテレビ出演はできないので、何とかうちのカウンセラーをTVチャンピオンに出して、恩を売っておきたいのである。
できれば、そのコネを利用して何とか温泉通のテレビチャンピオンに大阪の一自営業者として出演したいと思っているのである。
もちろん、その際には美容整形をして出演するのも辞さない覚悟である。
野望は限りなく広がっていくのである。
この際、社長の野望のためにうちのカウンセラーに泣いてもらうしかないであろう。

さて、テレビ出演というと、関東ローカルがほとんどであるが、色んな番組に出演させていただいた。
心理カウンセラーとして出演し、番組内でカウンセリングをすることも少なくないのであるが、いまだに苦々しく思う出来事が一つあるのである。
そこで、今日はその話をする。

出演の経緯は、このブログの最初の方にある「ゴールデンの牛丼女」を参照していただけたらよいと思うが、今年のお正月にフジテレビのお正月番組に「危ないカウンセラー」として出演したのである。
当初、決まっていたカンセラーが肩書きに「危ない」とつけるのを嫌がったため、私にお鉢が回ってきたのである。
番組の内容は、芸能人の今年の危ない度をチェックするというもので、出演者はそのまんま東さんや、浅香唯さん、千秋さん、岸辺四郎さんなどのベテランから、ウェンツ瑛士くんや眞鍋かをりさんなどの若手タレントまで豊富なタレントさんたちである。そして、その中から、このままでいくと今年は危ないですよ、という一番デンジャラスなタレントさんを一人決めるという番組であった。
放送前にテレビ局がタレントさんにアンケートをとってくれていて、それをもとにトークと再現ビデオからその人たちの危ない度を私が判定し、そして最後に決まった危ないタレントさんに私がカウンセリングをして締めくくるというバラエティ番組だったのである。

企画と進行の段階で心理学的な専門知識が必要ということで、番組のすべての打ち合せに参加せねばならず、夜の6時からのスタジオ収録にもかかわらず、私は1時にはテレビ局に入らねばならなかったのである。
司会はロンドンブーツ1号2号で、必ずタレントさんに聞いてもらいたいことや、その他の打ち合わせを済ませた。
一番危ないタレントさんとして、ベテランタレントを指名するわけにもいかず、実際アンケート結果からも危ないタレントとして指名するのは、ウェンツ瑛士くんか眞鍋かをりさんということになり、最終的に眞鍋かをりさんに決定したのである。
心理分析的に見ると、真鍋かをりさんはすごく右脳派で芸術家タイプの才能があふれているように見受けられた。しかし、芸術家に多いのであるが、あまりにも発想力や感受性が発達しすぎているので、常識的なジャンルで失敗を犯しやすい傾向が高かったのである。
(もちろん人のことを言える義理ではないのだが・・・  by きみこ)
そこで、眞鍋かをりさんを危ないタレントナンバー1に指名し、番組の最後に何とか今年1年を無難に過ごせるよう、私のカウンセリングを受けてこれで大丈夫ですよパチパチパチと正月番組を締めくくろうという段取りになったのである。

この番組スタッフはあまり私のことを知らなかったようで、スーツの出演を快く快諾してくれたのである。おかげで、私は番組内でよそゆきの仮面をかぶりながら、楽に過ごしていたのである。ボケることも、笑いを狙うこともせず、淡々と番組は進行していき、いよいよ最後の場面にさしかかったのであった。
私が今年一番危ないタレントとして彼女を指名すると、ロンドンブーツにいじられながらスタジオ内のカウンセリングルームに彼女はやってきたのであった。
神妙な顔つきをしながらあの眞鍋かをりが私の1m前に私のカウンセリングを受けるべく座っているのであった。
私が第一声を発しようとしたその途端・・・彼女の肩が揺れ始めたのである。
そして、私がカウンセリングをスタートしてもその肩の揺れは収まることなくそしてついに彼女は「ぶーっ」と笑いをふきだしたのである。
すかさずつっこむロンドンブーツの淳。彼女の頭を一発はたきながら、「ちゃんと聞かなあかんやろ、何、笑てんねん」と言ったその途端、彼女からは「だって、この先生の頭、変なんだもん」そして、スタジオ中の目が私の頭に・・・会場中は大爆笑に包まれたのであった。
さすが、ブログの女王・眞鍋かをり。一目で私の頭の秘密を見破るとは・・・
私は、「もうこの子につける薬はありません」とぶんむくれて、「では、みなさんよいお正月を」ということでこの番組は終了したのである。

私の長いカウンセラー人生で最後までカウンセリングをさせてもらえなかったのは、あんたくらいのもんです。 さらに笑いをとることもせず、じっとおとなしくしていた私の頭をネタにして会場中の笑いをとるとは・・・
眞鍋かをり、許すまじ!!!
この瞬間私は眞鍋かをりに対抗すべくこのブロクを立ち上げようと決めたのであった。

あれから1年、私が危ないタレントナンバー1に指名したにもかかわらず、彼女はブログの女王として確固たる地位を築き続けているのである。
きっときっと必ずきっと来年こそは、ブログ王と呼ばれてみせようぞ!


ブログ小僧より

2005年11月26日 00:00