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2006年2月11日
秘密の扉の向こう側

前回のブログでは、田舎者の私が大都会という禁断の聖地に染まっていく様子を書かせていただいたのだが、何歳になっても初体験というのはワクワクドキドキするものである。
齢47歳にして今年、私は2つの秘密の扉を開けることになってしまいそうなのである。

まず、一つ目の扉は、「東京ディズニーランド」なのである。
「なんだよ?。ディズニーかよ?」と言われる読者がいらっしゃるかもしれないが、私はいまだに東京ディズニーランドに行ったことがないのである。
私の認識では、東京ディズニーランドというのは、ディズニーキャラいっぱいの遊園地ということになっているのである。
私は、ジェットコースターや急流すべりなどが大好きで、大学生の頃は、東に恐いジェットコースターができたといえば赴き、西に3回転をするコースターがオープンしたといえば出むくほどの遊園地マニアであった。

しかし、東京ディズニーランドがオープンした頃、「いい大人が今さらミッキーさん重視のジェットコースターなどには乗れるもんかい」と認識して以来、今日まで東京ディズニーランドはそういうものだと思い込んでいたのである。
そのため、娘が「パパ、パパ、お友達が東京ディズニーランドに行ったって言うんだけど、どんなところ?」と聞かれても、「あぁ遊園地だよ。この前行った、宝塚ファミリーランドのようなものでね。ミッキーさんのぬいぐるみを着た人が踊っているようなところだよ。うちの近所のフルーツパークでもハチのぬいぐるみを来たおにいさんとおねえさんたちが踊っているだろ、あんなもんだよ」と説明をしてきたのである。
東京ディズニーランドマニアのみなさんからすれば、死刑に相当するような説明だとは思うのであるが、私はどうしても東京ディズニーランドには行きたくはなかったのである。

私が行きたくない一番の理由は、どの乗り物にも待ち時間がすごくあるらしいことである。
また、パレードなるものがあるそうなのだが、その場所取りは桜の名所での花見の場所取りをするがごとく悲惨を極めると聞いた。しかもそれはパパの仕事らしいのである。
私は場所取りも、並ぶのも嫌いなのである。
さらに、東京ディズニーランドには温泉が湧いていないのが気に入らないのである。
以上の理由をもって、これまでことごとくディズニーランドへ行くことを拒否してきたのだが、この度、うちの事務所の女性陣とうちの受講生のディズニーマニアのY嬢が、私に隠れて、うちの娘をたぶらかしてしまったのである。
写真を見せ、おみやげの数々を見せ、いかにディズニーランドが夢の国なのかを教え込んだらしい。

さらに、娘の小学校でディズニーランドに行ってない子がどんどん少なくなったのも敗因であった。
私は、娘にこう説得されたのである。
「あのね。まだディズニーランドに行ってない子は私とみぃちゃんだけなんだよね。お友達の話題にもは入れないの。私とってもみじめ(/_;) 」と上目遣いで半べそをかくのである。
このセリフもどうもうちの事務所の誰かが教えたに違いない。
娘に泣かれると父親は弱いのである。

浦安の駅前に浦安温泉なる温泉銭湯があるという情報も得たので、この度、渋々ではあるが、47歳にしてディズニーランド初体験をすることになったのである。
しかしながら、私はとっても怖いのである。なにぶんこの性格。はまりやすいのである。
自分の性格からして、偏見と判断をもってバカにしていた場所に赴き、万が一、エレクトリカルパレードなるものやディズニ・ドリームス・オン・パレードなるものに感激してしまった暁には・・・必ずのめりこんでしまいそうな気がするのである。
今まであまりにもディズニーランドを遠ざけすぎたのがまたあやしい。本当は、私の心はディズニーを求めているのではなかろうか?
47歳にしてミッキーちゃんやミニーちゃん、プーさんなどにはまってしまうのはいかがなものなのだろう?
ひょっとしたら、セミナーに、ミッキーの耳をつけたり、みんながしているあの白い大きなミッキー手袋なんかをして登場してしまうかもしれないのである。
今ですら、ギリギリの線で社会人生活を送っている私が、そんなふうになってしまったとしたら・・・間違いなく人間失格であろう。

しかしながら、このような禁断のにおいのする場所に足を踏み入れるのは、本能的にワクワクするものである。
私は、いったいどうなってしまうのであろうか?
春休み以降の私に注目なのである。

さらに、今年はもうひとつ秘密の扉を経験する。
ディズニーランドができるだけ行きたくない場所として私が遠ざけていた扉だとしたら、次なる秘密の扉は、行きたくて行きたくて、入りたくて入りたくてしょうがなかったのであるが、どうしても入れなかった禁断の扉なのである。
しかし、私はついに、この扉のパスポートを2月1日に手にしたのである。

私は、息子同様、昔から収集癖があり、今は、航空会社のマイルを貯めているのである。
そのため、メンタルの支払いはすべて航空会社と提携したクレジットカードで支払い、今では25万マイルも貯めているのである。
これは、大人3人がビジネスクラスでヨーロッパ往復ができるくらいのマイル数なのである。
しかしながら、こんなにマイルを貯め込んでいる私ですら、航空会社の特別会員専用ラウンジは利用できなかったのである。
マイルをどれだけ貯めようが、飛行機に乗った回数や搭乗距離がある一定以上に達しないとこのラウンジは使わせてもらえないのである。

そして、去年1年、私は飛行機に乗りまくったのである。
東京?大阪の移動はすべて飛行機を使った。
新幹線で移動すれば熱海で途中下車してひとっ風呂浴びて帰るということもできるのに、私はその魅惑的なお誘いすら拒絶し、この日のためだけに飛行機に乗り続けたのである。
昨年の搭乗回数51回。
そしてついに搭乗回数50回以上の人だけが入れるサファイヤクラブの会員になれたのである。
う、う、うれしい V(o ̄▽ ̄o)V

ラウンジの中はいったいどんな風になっているのだろう?
ひょっとしたらスチュワーデスさんがバニーちゃんになって横に座ってくれるのであろうか?
ひょっとして空港まで同伴出勤なるものがあったりして・・・
フルーツなんかを「あーんして♪」なんて食べさせてもらえたりするんだろうか?
ひょっとして空港内に秘密の温泉が掘ってあったりして・・・
あぁ何とかあの秘密の扉の向こうに行ってみたい!!!
と願い続けた、その秘密クラブの会員についになったのである ?( ̄▽ ̄)/

さすがにここに入るのにスリッパでは具合が悪いであろう。
一応、スーツなんかを着て入ったほうがいいのであろうか?
間もなくこの禁断の扉の向こうにいける日がやってくるのである。
そのことを考えると、私はドキドキして夜も眠れないのである。

その日の朝、下着だけは新しいのに替えて行こうと思う。

<今後のラインナップ>
・恐怖の電話応答せず3分、4分、5分と刻々と時間だけは過ぎているのだが、誰も電話に出ないのである。なぜ?有り得ぬ
・脱走犬 チロの物語なぜか足だけが異様に大きいのである。このとき、このことをもっと注意しておけばよかったのだが・・・
・高度1万mの奇跡その瞬間、今まで数々あったすべてのうらみつらみを私は一瞬にして許すことができたのである。
・Can You Speak English?その外人はものすごい剣幕で立ち上がって「No」と叫んだのである。
・王様はつらいよ実際に経験してみると、王様という仕事は楽なものではないのかもしれないと思ったのである。
・遥かなるアルプスへの道のり「ハ?イ」と私を誘う、金髪美少女のこの誘いに抵抗できるはずはないのである。

2006年2月11日 00:00