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2006年6月24日
母をたずねて三千里

その夜、私は、ホテルの一室で女性を待っていた。
しばらくして、ドアをノックする音がして、彼女が部屋に入ってきた。
彼女は、ベッドに横たわる私の隣に体を滑り込ませ、私の耳元でささやいたのである。「お久しぶりね」
彼女は、私の体に触れるとこう言ったのである。「やっぱりだわ。こんなに硬くしちゃって・・・」
そして、彼女は、私の上半身を軽くさすりながら、こうささやいた。
「で、今日は、どこがいいの?」
私は、すかさず彼女にささやいたのである。
「下半身を・・・」
彼女は、私の注文どおり、下半身に触れ、「すごいわ、パンパンになってるじゃないの!」と言いながら、しっかりと、私の下半身をもみほぐしてくれたのである。

そう、私は、ヒーリングワーク中、立ちっ放しでセミナーをしているので、足がパンパンにむくんでしまうのである。
よって、マッサージは、欠かせないのである。

以前、ブログでも書かせていただいたが、私の唯一の道楽は、マッサージなのである。
が、しかし、何分のこの巨体ゆえ、各地で嫌がられているのである。

ホテルでマッサージをお願いすると、おばあちゃんのマッサージ師が多い。
そして、彼女たちは、私の巨体を見るなり、おもむろに嫌そうな顔をしながらこう言うのである。
「男の人の方がよかったんじゃないですか?私の力じゃ弱すぎませんか?」
通訳すれば、「うわぁ、とんでもないデブじゃねえか!ツボがどこにあるのかわかったもんじゃねぇ。こんな人を相手にしたら、普通の人の倍は疲れるわ・・・」といった感じであろう。
以前、紹介されて、オイルマッサージで有名なセラピストのところに行ったことがあるが、そのときも「平さんは普通の人の1.5倍オイルがいりますよ」と嫌な顔をされたのである。

よって、私がお願いするのは、ほとんどが、男性のマッサージ師なのである。
しかし、この私の巨体を上手にもみほぐせるマッサージ師にはなかなかお目にかかることができないのである。
しかし、ヒーリングワーク明けの月曜日は、ただでさえ重たいこの体が、さらに重量を増したように感じるほど、疲れきっているので、温泉とマッサージは欠かせないのである。

そんな中、私の自宅から車で約30分ほどの温泉地に、凄腕のマッサージ師を見つけたのである。
それからというもの、私はいつもこのマッサージさんに、ボディケアをお願いしているのである。
彼は魔法の手を持っているので、どんな依頼をしても、ありとあらゆる手法を使って、私を揉みほぐしてくれるのである。
私は普通、温泉に行ったついでにマッサージをしてもらうことが多いのだが、彼の場合は、彼にマッサージをしてもらいたくてその温泉に行っていると言った方がいいくらいなのである。

ところが、先日の月曜日、いつものようにヒーリングワーク明けの体を癒してもらおうと、かの温泉地に赴いたところ、なんと彼が転勤してしまっていたのである。
私にとって、これは一大事なのである。
「どこへ転勤したの?」とスタッフの人に聞くと、ここから30kmはある健康ランドに転勤したと言われたのである。

私は、さっそく車をそこに向かわせたのであるが、我が家からそこまで、車で1時間はかかるのである。すごく遠いのである。
しかも、ここの温泉は、本当に温泉なの?と言わんばかりの温泉なのである。
つらいのである。
でも、私の体をほぐせるのは、彼しかいないのである。
しかし、ようやくたどり着いたにも関わらず、その日は、定休日だったのである(>_<)
健康ランドや日帰り温泉施設は、月曜日がお休みのところが実に多い。
しかしながら、当社の定休日も月曜日なのだから、すこぶる都合が悪いのである。

月曜日はあきらめ、翌日の火曜日に、早起きをして彼のもとへ出かけたのである。
が、しかし、お店も開いていたし、彼もそこにいたのであるが、施術者が彼一人で、しかも、彼は、これほどの腕を持っているため、私同様に彼を求める人が多いため、なんと、3時間待ちだというのである。
はぁ?、私は何のために、ここに来たのであろう。
こんなしょぼい温泉に入りながら、3時間も暇をつぶしてはいられないのである。さらにそこからマッサージをしてもらうと、私はこの日一日、仕事にならないのである。
しかしながら、唯一、救いがあったのである。そこは、健康ランドだったため、夜遅くまでやっているのである。マッサージの受付終了が23:00であるというのはありがたい。
メンタルの営業終了時間が20:30、大阪からここまで車で1時間45分、何とか、夜の部には行けそうなのである。

事務所終了後、彼のマッサージを受けるためだけに車を飛ばしている最中、ふと思いがよぎったのである。
確か昔、「母をたずねて三千里」というアニメがあったなぁと。
本日、私は、マルコ・平なのである。


2006年6月24日 00:00