2007年1月27日
テレビ父さん参上
何とか慌しい元旦を乗り切った平家一同は、1月2日から北海道に行ったのである。
私は基本的に寒いのがとても嫌いなのであるが、うちの奥様は昔札幌の雪祭りに行ったことがあり、それ以来冬の北海道が好きなのである。
前々から、もう一度札幌の雪祭りに連れて行け、としょっちゅう言われていたのであるが、今年の雪祭りの時期には私は東京でヒーリングワークをすることが半年も前から決まっていたのである。
ということで、その償いとして今回北海道旅行に行くことになったのである。
平家の家族旅行はいつもとてもタイトなスケジュールなのであるが、今回は静養と奥様のショッピングを目的にスケジュールを組んだので、とてもゆっくりできる旅行となったのである。
今回の目玉は旭山動物園なのであるが、その前に札幌に一泊したのである。
正月のこの時期、札幌の大通り公園には、イルミネーションがあるのである。
うちの奥様は前回札幌の雪祭りに行ったときにこのイルミネーションがとても印象に残ったようで、我々一同は夜の札幌のイルミネーションを見に行くことになったのである。
イルミネーションは結構狭いエリアに点在しているのであるが、そのイルミネーションの近くにひときわ大きな光り輝くイルミネーションがあったのである。
よく見ると、それはイルミネーション仕様で光り輝く札幌のテレビ塔であったのである。札幌のテレビ塔というのは、こじんまりとした東京タワーだと思っていただければいいと思う。大阪のみなさんであれば、通天閣を連想していただければほぼイメージがつかんでいただけると思う。
高いところから大通り公園のイルミネーションを見るのもまたよかろうと考え、家族一同でテレビ塔に登ることにしたのである。
さほど大きくない展望台だったので10分もイルミネーションを見るとあきてしまったので、エレベーターで降りようとしたところ、そこにおみやげやさんがあったのである。
何気なく入ったそのおみやげやさんで、私は出会ってしまったのである・・・・・・運命の人に。
そう、それこそが札幌のテレビ塔みやげナンバー1を誇る『テレビ父さん』だったのである。
テレビ塔の側面に細い目、長い鼻、ちょびヒゲにおちょぼ口、この哀愁を漂わせた御姿・・・私のハートを独り占めしてしまったのである。
色んなバージョンのテレビ父さんがあるのであるが、どれもかわゆい♪
タオル、ろうそく、クリアフォルダー、バッチ、ありとあらゆるグッズを買い占めてしまったのである。
しかも、「このテレビ父さんグッズを千円以上お買い上げの方にもれなくテレビ父さんバッチをプレゼント」と書いてあるのである。
ぜひともそのバッチを手に入れたいと思った私は、3千円ちょっとのおみやげを上手に千円ずつに分け、子供を動員し、バッチ3個をゲットしたのである。
このテレビ父さんがあまりにも私の感性にフィットしてしまったので、店員のおばさんに聞いたのである「テレビ父さんは売れていますか?」
おばさん曰く「ものすごく売れています」
後で判明したのであるが、テレビ塔の下には、テレビ父さん専門のおみやげ小屋なるものまで存在するのである。
このテレビ父さんの親戚筋に当たると思われる、札幌の名所の時計台をもじった『時計大臣』というものも存在するのであるが、これはイマイチいけてないのである。
売り上げもイマイチなのだそうである。
さて、テレビ父さんで目覚めた私は、北海道のおみやげ店で他にも似たようなグッズはないかと探し始めたのである。。
2、3年前に北海道みやげとして一斉を風靡したものに『まりもっこり』というのがあるのである
まりもをもじった人形の下半身がもっこりとしている下品なお土産なのである。
何ゆえかこのお土産をみるだけで腹が立つ・・・・・・私、個人的にはぜんぜんいけていないおみやげなのである。
ここ最近はどうもさっぱり売れていない様子でどのおみやげやさんでも片隅に追いやられポツンと一人さびしく股間をふくらませているのである。
さらに、調査してみたところ、プーマをもじった「クーマ」という熊のTシャツもヒットしたらしいのであるが、最近はイマイチダメらしいのである。
さて、これだけ私のハートをキャッチしたテレビ父さんなのであるが、札幌のテレビ塔付近以外にはどこにも売っていないのである。何ともったいない!
一応、事務所のみんなのお土産もテレビ父さんにしてみたのであるが、事務所のみんなの感性が傷んでいるせいか、センスのわからないダサイ従業員というか、評判はイマイチなのである。
しかしながら、私は自宅でテレビ父さんに囲まれて至福のひとときを堪能しているのである。
おみやげ業者も色んなことを考えるものである。
この際、札幌の大歓楽街「すすきの」のキャラクターグッズとして、事務所の紀乃ちゃんにすすをかぶせて新商品『すす紀乃ちゃん』で一儲けしようと考えている今日このごろなのである。
2007年1月27日 00:00