2007年2月10日
「痛くなるまで・・・・・・」
最近、日々とても順調に成長していっているのである。
気持ちとは裏腹に成長が止まらないのである。
先日、北海道旅行用の買い物をしたときに、私は禁断の領域に足を踏み入れてしまったのである。
一般店では、なかなか手に入らない「3L」のコートに手を出してしまったのである。ズボンもいよいよ制限いっぱいの105センチ、しかもアジャスターつきになってしまったのである。
私がいくら無制限の男という異名をとっていたとしても、「いくらなんでもやばいだろう」と自覚をしたので、先日、思い立ったように大阪の事務所のエレベーターを使うのをやめ、階段で歩いて行くことにしたのである。
いつも、状況を考えず、思いつきで行動してしまうのである。
この日私は、東京の出張に行くため、とても重たいトランクを持っていたのにである。
私は何かにとりつかれたように、階段を上り始めたのであるが、3階まで上ったところで息が切れてしまい、それ以上、上れる状況ではなくなってしまったのである。
そこで、救助を求めるべく、携帯電話で4階にある事務所まで電話をかけたのである。
もちろんこれも何の思慮もなく思いついた結果なのである。
「はぁはぁはぁはぁ、」
電話をかけたのはいいのだけれど、息が切れて言葉が出ないのである。
「はぁはぁはぁはぁ」
何かしゃべろうと思うのだが、呼吸が治まらないのである。
その瞬間、電話に出たバイトの女の子にきっぱり言われたのである。
「すいませんが、うちは変態さんはお断りです。ガチャ」
最近、少しは歩こうとがんばっているのであるが、何分この巨体、運動すればするほどあちこちにそのしわ寄せが押し寄せ、ヒザが痛くなるわ、足はむくむわでとてもたいへんなのである。
よって、またまた私の大事な趣味であるあんま、整体、カイロといったものに行く機会が増えてしまうのである。
私は体のケアのためにある各種療法が大好きで、目新しいものがあれば必ず飛びついてしまうのである。
中国整体、バリニーズマッサージ、ハワイアンロミロミなどという名前のついた看板を見ると、どんなものなのか試してみたくなり、ついつい行ってしまうのである。
先日、うちの事務所にバイトで来てくれているあかねちゃんがダーリンの転勤に伴い、名古屋に引越してしまうことになったので、定休日である月曜日に送別会をしたのである。場所は、大阪の梅田。関西の人にはおなじみの東通商店街なのである。
私は関西に住んでいるのだが、ここに来るのは実は5年ぶりくらいなのである。
ちょっと早めに家を出たおかげで約束の時間の1時間以上前に着いてしまったのである。久しぶりに街をウロウロしていたところ、「スポーツマッサージ」という看板が目に付いたので、いつものように興味を持って入ってしまったのである。
どうもストレッチなどを中心に体をほぐしてくれるようなスタイルらしかったのである。
着替えてベッドで横になっていると、カーテンの向こうのお客さんのマッサージがちょうど終わったようで、マッサージ師さんとの会話が聞こえてきたのであるが、その内容が強烈だったのである。
「ちゃんと一人エッチはしていますか?」などといきなり聞いているのである。
すると、そのお客さんもうら若き女性の声ですごいことを言うのである。
「はい、先生に言われた通り毎日寝る前にしています」
「え?、ここではそ、そんなことを指導しているのか?」今年48歳になる私としては、限りある資源はムダに使いたくないのである。
するとカーテンの向こうで、先生がそのうら若い女性クライアントに言うのである。
「多少はいいけど痛くなるほどしちゃだめだよ」
するとその女性がまたまた言うのである。
「でも、先生、痛くなるくらいじゃないとした気がしないんです」
私「痛くなるまで・・・・・・」
いったいどんなふうにしているのであろう?妄想癖がある私は、妄想してしまうのである。
「確か、○○ちゃんは実家でご両親と一緒だったよね。何なら協力してもらったりしてもいいと思うよ」
いくらこの私でもそれだけは親には頼めません・・・いったい何というところなのであろう?と一人でベッドで身悶えているときに、隣のカーテンからはっきりと聞こえてきたのである。
「ストレッチは、とても大事だからね。毎晩ちゃんとするんだよ」
どうやら、一人エッチとストレッチを私が聞き間違えていたようである。
今日は、先生に「どこがお悪いですか?」と聞かれたら、「耳」と答えることにしようと思ったのである。
2007年2月10日 00:00