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2007年5月12日
人騒がせな私

4月の中ごろに、うちの息子が左足をねんざしてしまったのである。
そのねんざは2週間ほどで回復したのであるが、左足をかばって運動をしたせいであろうか、続いて右足もねんざしてしまったのである。
ねんざして2週間にもなるのになかなか痛みがひかないので、ゴールデンウィーク明けに息子を整形外科に連れて行ったのである。

普段、あまり整形外科には縁がない。
これはうちだけではなく多くの家がそうではないかと思う。

前から少し気になっていることがあったのである。

どの人にもくるぶし(足首の骨が突き出したところ)があると思うが、うちの息子は内側にでっぱったところ(梅干のたねみたいなやつ)の下2センチほどのところにもうひとつ出っ張ったところがあるのである。

今回その部分がねんざで痛いというので病院へ連れて行ったのであるが、先生からとんでもないことを言われたのである。
先生は息子の足を一目見るなり、「ほーこれは珍しい。一応レントゲンをとりますが、詳しくはあとで説明しますね」と一言だけ言い、息子をレントゲン室に連れて行ったのである。
親としては、心中とても穏やかではいられないのである。
「いったい何なんだー!!」

10分ほどしてレントゲンができ上がり、息子ともども先生のもとに呼ばれていくと、先生はこう言うのである。
「ズバリ言いますと、あなたのお子さんは足の骨が他の人よりも1本多いのです。しかも、これは遺伝です」
「え???」
「たまにいるんですよこんな人が。ほかの人はこの骨がなくて筋でつながっているのですが、一本骨が多いために、運動をするとその付近を傷めることが多いんですよ。ハハハ」
うちの息子は、サッカーのチームに入っており、小学校6年生なので練習が結構ハードなのである。
先生曰く「放っておいても問題はないが、将来プロのスポーツ選手になるのなら、手術をしておいた方がいいでしょう」というのである。
もちろん、うちの息子は誰に似たのかプロのスポーツ選手になれるほどの運動神経は、持ち合わせていないので、放っておくことにしたのだが、たぶん、私の遺伝だと思う。


私も何かと足首はよく傷め、そのせいでスリッパを愛用するハメになったのであるから。ということは、私は普通の人類よりも骨が1本多いのである。
フフフ・・・またひとつ自慢できるところができたのである。
しかしながら、この骨はいったいどんな遺伝なのであろうか・・・

先生によるとじゃまになることはあっても役に立つことは何もないそうなのである。
自分の一部なれどかわいそうな奴である。


話は変わるが、もうすぐ年1回の人間ドックを受ける時期が近づいてきているのである。
私は不健康体であると自覚しているので、人間ドックは年1回必ず受けているのである。しかしながら、いつも意外なことにけっこう健康なのである。
私がいつも行く病院は、人間ドックを受けた後、数日後に検査結果をもらいに行き、ドクターから健康指導を受ける。
そのとき先生はいつも私にこう言うのである。

「意外と健康ですね」

そうなのである。見た目とは違い、私は意外と健康なのである。
とはいえ、中性脂肪と肝脂肪のことは聞かないでいただきたい。
これは見たまんまなのである。
が、しかし、血圧も高くなく、すべての数値もほぼ正常、コレステロール値は悪玉も善玉も高いので、バランスがとれてよいらしいのである。
本当に人は見かけによらないのである。
ちなみに気になる血糖値は、昨年は108であった。
110以上は糖尿病予備軍で注意しなければならないのであるが、ぎりぎりセーフなのである。
血糖値が130を超えるとそろそろ運動や食事制限などをしなければならないそうなのだが、私の体型で血糖値108であるということは、信じられない模様で、いつもその場で再検査されたりするのである。

人間ドックといえば、いまだに思い出すのが、結婚してはじめて受けた人間ドックでとんでもないことになったことである。
私は9月に結婚したのだが、結婚する前に人間ドックを受けていたので、新婚旅行から帰ってきて早々に病院から速達かつ親展で郵便が来ていたのである。
何ごとかと中を開けてみたところ、腎臓にこぶし大の腫瘍があり、すぐ再検査に来て欲しいというものだったのである。
顔面蒼白なのである。
結婚して間もないのに、うちの奥さんは未亡人になるのであろうか・・・

すぐに病院に行き、断層写真を撮ったのである、待つこと30分。
20枚ほどの私のお腹の断層写真を見ながら、ドクターは「う?ん」とうなりながら、眉間にシワを寄せその断層写真を見ているのである。
「これまでか!」といよいよ覚悟を決めたところ、ドクターがおもむろに口を開くのである。
「何も特に問題はないようですね」

だったら深刻そうな顔をするなよ!!!と突っ込みのひとつも入れたくなるところだが、何もなかったのだからして、よかったのである。
どうも私の体がデブなので、エコーで調べたらお腹についている脂肪がまるで腫瘍のように写るらしいのである。
その後も、この病院からは、同じように速達親展のお知らせを2年連続でいただいた。
どうも私の周りはよってたかって私を病気にさせたいようなのであるが、それでも私は健康なのである。

ふ?んだ。


2007年5月12日 00:00