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2007年6月23日
社員旅行に行ってきました(Part1)

社内旅行に行ってきたのである。
今年は何と台湾に行ってきたのである。
何と豪勢な、と思わないでいただきたい!
国内旅行より安かったのでそうしただけなのである。
もちろん、台湾に決めた理由は、費用が安いということ以外に、台湾にいい温泉がいっぱいあったからである。
何はともあれ、メンタルの従業員やカウンセラー、総勢15名を引き連れて台湾に行ってきたのである。

当然ながら、飛行機はエコノミークラスである。
旅行会社の担当者から罵声を浴びせられるほどたたきにたたいたので、飛行機の一番最後尾の座席だったのである。
私は、エコノミークラスの座席に座ることにすごく不安があるのである。
私がエコノミークラスの座席に座るといつもポルターガイスト現象がおきるのである。
ポルターガイスト現象とは何ぞや?
それは、心霊現象のことなのである。
今回もまた私が席に座って5分も経たないうちに、その現象は起こったのである。
まず、何もしていないのに読書灯がついたり消えたりするのである。
さらに座席の背についているポータブルテレビのチャンネルが勝手に変わるのである。
呼んでもいないのにスチュワーデスさんが「お呼びですか?」とやってくるのである。
いつものことなれど、本当に恐ろしいのである。
なぜ、私だけいつもこのような目にあわねばならないのであろうか?

それは、一重に操作パネルが座席の内側についており、何もしていないつもりなれど、私の太ももがついついそのボタンを勝手に操作するからなのである。
「オーラの泉」で江原さんはよく「世の中に偶然はなく、必然だ」と言っておられるが、まさにそのとおり!と思ってしまう、今日このごろなのである。

台湾までのフライトは、とても短い、2時間半もあれば着いてしまうので、ゆっくりと映画を見る暇もないのである。
しかも、台湾には日本語の看板もいっぱいあるもんだから、なかなか台湾に来た気分が味わえなかったりするのである。
そんな我々が「ここは台湾だ」と思い知らされる出来事があったのである。

2日目の朝、私は嫌がるみんなを引き連れて、「北投温泉」(http://www.ne.jp/asahi/world/hopper/onsen/taiwan/peito/roten/roten.htm)にやってきたのである。
午前中、PH1.4の強酸性泉を体験し、11:30に解散した。
その後、一部の人は故宮博物館に、また一部の人はショッピングに、そして私は温泉チームを引き連れ、車を貸しきって温泉めぐりを計画していたのである。
ドライバーが12:30に迎えにきてくれることになっていたのだが、温泉に入ってすっかり腹が減っていた我々はその前に早めの昼食をとることにしたのである、
新北投温泉の駅前にはレストランが4つしかない。
マクドナルドとケンタッキーフライドチキンと焼肉屋とイタリアンレストランなのである。
我々一同は必然的にイタリアンレストランに向かうことになったのである。
そのお店は、しょぼいファミリーレストランのようであった。
日本円で400円ほど追加するだけでコース料理になるというので、我々一同はデザートと飲み物とサラダがついているコース料理を注文した。
ところがである。
しょぼいファミレスの割に、料理を一品一品持ってくるので、我々は困ってしまったのである。
何が困ったかというと、我々にはゆっくり飯を食っている暇がなかったのである。

そこで、「全ての料理を全部一緒に持ってきてもらいたい。私たちは時間がないのだ」と店の人に伝えたかったのであるが、日本語も通じなければ、英語も通じないのである。
しかし、万事ぬかりのない立派な社長が率いる我々には秘密兵器があるのである。
それは、何かのときに必ず役に立つ指をさすだけで会話が成立するガイド本なのである。
これは、日本語と台湾語が併記してあり、指を指すだけで事足りるようになっているのである。
そして、私はカバンの中から自慢げにこの本を取出し、「レストランでのトラブル」というページをおもむろに開けたのであるが、「時間がないので急いでください」と書いてある箇所がどこにもないのである。
「ここの料理は絶品です」とか「この料理を食べにわざわざ日本から来ました」などと今の我々にはどうでいい言葉ばかり書いているのである。
これがレストランでのトラブルと言えるのであろうか???
「こんな大事なフレーズを載せていない本を買った人の顔が見てみたい」とみんなにののしられたのである!
そこで、何とか応用がきかないかと全ページを調べたところ、この際多少無理はあるかもしれないが、気が利いた店員であれば察してくれるかもしれないフレ?ズをみつけたのであある。
それは「人生は短い、ゆっくりしている者は取り残される」という格言だったのである。
一応、ウェイターさんにその本を見せ、指さしてみた。
ウェイターさんはそれを見て、うなずいてはくれたのだが、その後、何も起こらなかったのである。
勘の鈍いウェイターだったようだ・・・・
さらに、その本を調べ上げ「相手の気持ちを察することができる人はやさしい人だ」というフレーズを指差したのだが、「私もそう思う」と台湾語で言われただけだった・・・・・

結局、私が責任をとって12:30にドライバーさんのところに行き、13:00まで待ってもらうように交渉したのである。


もし、読者のみなさんが、この本に関する仕事をされていたなら、「時間がありませんので、急いで持ってきてください」というフレーズはぜひ入れておいていただきたいのである。

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2007年6月23日 00:00