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2007年11月24日
アナログな人生

私は、まったくのアナログ人間である。
電化製品など文明の利器の進歩に、まったくついていけないのである。
パソコンが使いこなせないというのは、読者のみなさまならご存知であろう。
本来ならば、ブログは自分で打つものなのだが、私がしゃべったことを事務所のきみちゃんが打ち込んでくれるという、ていたらくなのである。

メンタルには何本も携帯電話があって、私もそのうちの1本を借りているのである。
先日、この携帯電話が古くなったので、買い替えに行ったのである。
せっかくだから、これを私の専用機種にしようと思い、お店の人に「すいませんが、機械オンチなので、できるだけ操作のカンタンなのでお願いします」とリクエストを出したのである。
「いろんな機能がたくさんついていてもほとんど使いこなせないのですよ。ハ、ハ、ハ」すべてを理解した店員さんは、私におじいちゃんが使う用のメールもついていないような家庭電話の子機のようなものを私に持ってきてくれたのである。

さすがにこれは失礼でしょう!
私だって、一応、メールの受信はできるのである。
そして、ちょっとだけお返事も書けるのである。
最近の携帯電話は賢いので、ひらがなで「り」と打つと、「了解」と出てくるので、そのようなメールのお返事ならできるのである。
それ以外は、事務所からメールが来ると、電話で返すようにしている。
私にとっては当たり前なことなのだが、世間一般ではこれは格好悪いことらしい。


そんな私であるから、ビデオやDVDの配線などは、本来は男性である私の仕事なのだが、うちでは奥様が完璧にこなしてしまうのである。
よって、ますますお任せになってしまい、いつまでたっても機械オンチなままでいるのである。
しかし、そんな私でも好きなことに関してはちょっとがんばった経験がある。
テレビゲームが好きなのである。
ただし、ドラゴンクエストと光栄の出している歴史ものシュミレーションに限るのだが、マニアで凝り性な私は、ゲームをしはじめると、ゲーム機本体をトランクにつめ、ドライバー持参で出張に行くのである。

ホテルのテレビは、テレビゲームの本体と接続する部分がネジでとめられて、接続できないことが多い。
また、有料テレビなどの配線をしてあることが多いので、ゲーム機との接続がかなり難しいのである。
しかしながら、ホテルでドラクエをやりたい私は、持参のドライバーでおもむろにテレビのフタをあけて、接続してしまうのである。
それくらいの能力があるのだったら、家庭の配線ごとき、と思わないでいただきたい。
これ以外のことはできないのである。


15年ほど前、、ファミコンやスーパーファミコンがゲーム機の主流だったころ、ファミコンのデータ容量が少ないために、一時、パソコンゲームというのが流行ったことがあった。
私はこれがしたかったのである。
そこで、ゲームをしたいためだけにパソコンを買ったのである。
NECのPC98シリーズである。
家にパソコンが届き、私はパソコン専用のゲームを買い込んで、いよいよスイッチを入れたのである
が、画面に何も出ないのである。
ものすごく楽しみにしていたので、ものすごく失望したのである。

私は、中古のゲームソフトを買ったので、ゲームソフトが壊れていると判断したのである。「くそー!楽しみにしていたのに・・・」
そこで、待ちきれない私は、新品のゲームソフトを買い直しに行き、そして再びゲームをはじめようとしたのだが、またまた画面に何も写らないのである。
そして、私は思ったのである。
買ったパソコンが壊れているのだと。
くそー!
パソコンが壊れているのに同じゲームが我が家に2枚!なんと非効率なこと!!

そして、パソコンを買ったお店に電話したのである。
「どうも、おたくから買ったパソコンが壊れているようなのですが・・・」
そして、今までのいきさつを全部話ししたところ、そこの店員さんが私に言うのである「MS?DOSしましたか?」

「はぁ?」

どうも、日本語を読み込ませるソフトを入れないと、当時のパソコンは、起動しなかったのである。
そんな知識をまったく持ち合わせていない私は、ゲームしたい一新でそのソフトを購入したのである。
78,000円であった。
ちなみに、パソコン本体はバーゲン品で138,000円であった。

さらに、うちの奥様が家計簿をつけたいと言出だしたのであるが、今では標準装備でついているようなソフトまで、当時は買わなければならなかったのである。
5万円近くした。

で、私はゲームができたかというと、何とかできたのであるが、当然、パソコンゲームは操作性がすこぶる悪い。
結局、やりはじめたはいいが、取り扱い不能になり、結局、ムダな投資になってしまったのである。
それ以来、我が家のゴミと化している。
その後、キーボードだけが、うちのネコの昼寝場所として唯一利用価値があったのであった。


2007年11月24日 00:00