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2007年12月 8日
サニーストン賛歌

12月からメンタル事務所では、“社長が選ぶ今月の課題図書”というものを始めた。
本好きな私が、自分が読んだ本の中で「これはおもしろい!」と思うものを課
題図書に指定し、無理矢理、社員に読まそうという魂胆なのである。

12月の課題図書は、私がこの1年間で読んだ本のなかでいちばんおもしろいと
思った『夢をかなえるゾウ』という本である。
この本は、コテコテの関西弁をしゃべるインドのガネーシャという神様が、冴
えないサラリーマンの若い男性をコーチし、成功者に仕立て上げるというもの
である。

「おまえ、このままやったら、2,000%成功でけへんで」と脅し、「で、お供
えはなんやねん?」と要求し、「神様稼業は看板稼業。どれだけ有り難がられ
るかが命なんや。軽う見られてナメられては、やってられへんねんど」と凄む
スゴい神様なのであるが、とてもいいことを言うのである。

どうも、世界の偉人たちはすべて彼の教えを受けているようであり、ニュート
ンも彼の出来の悪い弟子の一人であったそうなのである。
「あいつはな、リンゴを3回もワシが落としてやったのに、まだ気づかへんの
や」などと、
とても品のない神様なのであるが、なぜか私と波長が合うのである。

この本にはいろいろなレッスンがあり、そのレッスンを実行しさえすれば、あ
なたも世界の偉人になれるというものなのである。
そのレッスンの一つに、“あなたの身近な人を大事にする“というのがある。
実際、身近な人ほど親しいこともあり、ひどい扱いをしてしまうのが関西人の
悪いところである。
痛いところをつかれたと思い、素直に反省したところ、私の心の中に出てきた
あることがあるのである。

私はこのブログで、10数年来お世話になっておきながら、いつもボロクソなこ
としか言っていない、とある存在に気づいたのである。
そう、それは、大阪の私共の事務所の真ん前にある、なにかとお世話になって
いるサニーストンホテルのことなのである。
今回は、いままでの数々の失礼へのお詫びをこめつつ、私が世界の偉人になる
ために、あえてサニーストンホテルのことをほめたいと思うのである。

先月、『月刊ダイヤモンド』の誌上で、エアー&ホテルの特集があった。
これは、人気航空会社と人気ホテルのランキングなのである。
そして、その誌上のビジネスホテルの大阪編で、サニーストンホテル新大阪が
ベスト10に入っているのである。

サニーストンホテルは、私たちがよく利用する大阪事務所の真ん前のサニース
トンホテル江坂、そこから少し離れた第2サニーストン、さらに新大阪サニー
ストンホテルの3つのホテルからなる。
江坂のサニーストンホテルは本社であり、新館と別館からなる。
ビジネスホテルにしては巨大ホテルである。

まず、このホテルのなにが立派といって、私たちのような怪しい団体を、10数
年、受け入れていただいていることに尽きると思う。
私はいつも、ここのホテルの別館のことをボロクソに書いてきたのであるが、
しかし、この別館、シングルで4,000円台で泊まれるのである。
たしかに、部屋は狭くて古いのだが、各部屋に氷水を入れたポットが常備して
あるのである。
日本全国、数多くのビジネスホテルがあれど、部屋に氷水を入れたポットを常
備しているホテルはまずなかろう。

10数年前、大阪の水道事情はほんとうにひどかったのである。
歯を磨くのさえイヤなぐらい、水道水がとても臭かったのである。
いまは改善され、とても快適なのであるが、たぶん、そのときの名残なのであろう。
どれぐらいの手間ひまがかかるのであろうかと想像するのであるが、いまだに
この思いやりサービスは続いているのである。

さらに、この別館の素晴らしいところが有料テレビなのである。
日本全国、いまやペイカードといわれるカードを1,000円で買うシステムがほ
とんどになっているにもかかわらず、いまだに100円入れると5分間観られるス
タイルなのである。

古いといえばたしかに古いのであるが、じつはそこに盲点があるのである。
設備が古すぎるので、部屋によっては100円入れずともしっかり観れちゃった
りするのである。
私はそんな部屋のことを“天使のほほえみ部屋”と呼んでいる。
実際、何号室でならしっかりとタダで観られるか、私はしっかり知っているの
であるが、その部屋を指定して泊まることにはとても勇気がいる。
だからして、いまだに勇気をもてない私は、ドキドキしながら、ただひたす
ら、天使のほほえみを待っているのである。

このホテルの新館はとても優れものである。
私は新大阪のサニーストンホテルよりも、江坂のサニーストーンホテルの新館
こそが、大阪のビジネスホテルのベスト10に入っていいと考えている。
部屋は新館という名前があらわすように、とても新しいし、シャワーも調整が
きくタイプになっている。
また、いまでこそ、シャワートイレはどのビジネスホテルにも装備されている
が、その導入がいちばん早かったのはこの新館なのである。
この新館の玉にキズなのは、設備が新しすぎるので、別館のように天使のほほ
えみがないところなのである。

サニーストン第2には、ほかのホテルではぜったいお目にかかれないような二
段ベッドがあるのである。
これはちょっと昔の子ども部屋などを思い出してみて、体験されるのもおもし
ろいであろう。

さらに、私が江坂の事務所にいるとき、ほぼ毎日使う施設として、本館ロビー
の裏にある喫茶室があるのである。
ここでは200円で、コーヒー、紅茶、アイスコーヒーが飲み放題なのである。
さらにサービスとして、なぜかピーナッツ食べ放題があるのである。
ズバリ、安いのである。

たしかに、このホテルの、みなさんがワークで食べられる昼食についてはほめ
ようがないのは事実であるが、朝食はとてもおいしいのである。
私は朝早く家を出るときなど、家では朝食を食べず、わざわざこのホテルの朝
食を利用しているぐらいなのである。

まだまだ書き足りないなれど、今回はブログの字数オーバーをしてまで、ほめ
たたえたことで、これまでのお詫びに代えさせていただきたい。
ですから、なにとぞ、すばやく、世界の偉人になれますように。

2007年12月 8日 14:00