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2008年1月26日
前途多難

睡眠不足なのである。
食欲もないのである。
冬だというのに、持病の水虫も悪化しているのである。

不安神経症のようになってしまっているのである。
とくに、「すべる」、「落ちる」という言葉には、家族一同、とっても敏感になっているのである。
そう、いよいよ、うちの子どもたちの受験がやってきたのである。

とくに受験1週間前になると、なによりも恐いのが病気なのである。
家でクシャミなどしようものならば、当然のことながら別室に隔離されてしまうのである。
おちおちクシャミや咳もしていられないのである。

うちは双子なので、娘はうちの奥さんが受験校に連れていき、息子は私が受験校に連れていかねばならないのである。
1月19日(土)・20日(日)は、大阪でヒーリングワーク・アドバンスがあったにもかかわらず、原トレーナーに泣きつき、なんとか替わってもらったのである。

うちの息子の受験校は、家から車で10分少々である。
私も卒業した学校なので、なにかと勝手がわかり、私も多少、気を抜いていたのである。
家を出るときに、「受験票、よーし!」、「筆箱、よーし!」、「水筒、よーし!」とチェックしたにもかかわらず、学校に到着したところ、なんと、うちのバカ息子がセーターを着ていないことが判明‥‥。

どうも、息子も緊張していたようである。
すぐさま家に電話し、おばあちゃんに車で持ってきてもらったのであるが、なんと、上履きも忘れてきていたのである。
もちろん、息子とは、「このことは内緒にしようね」と、かたく誓い合ったのである。
当然、責められるのは私なのである。

息子が受けたこの学校は、19・20日の2日間が試験日であり、21日の月曜日の9時から合格発表があるのである。
一方、娘は19日にS女子校を受けた。
発表は翌20日の13時からなのであるが、20日の日、娘はH学園の入試に行く予定なので、S女子校の発表は私が見にいかねばならないのである。

うちは双子なのであるが、なにゆえか、学力にすごく差があるのである。
息子には、理科と社会はけっこう仕込んだのである。
しかし、娘には、お祈りの仕方、神社での正しいお参りの仕方、神様の好感度が上がるお願いの仕方など、ありとあらゆる神だのみの方法を教え込んだのである。
ま、あえて、どちらができるほうなのかは、ここで言うのは控えておく。

20日の日曜日、私は8時半に息子を受験校まで車で送り、そして、受験が終わる11時半に、ふたたび学校まで迎えにいった。
そして、息子を家に送り届け、すぐさまその足で、娘が昨日受けたS女子校の発表を見にいったのである。

発表は13時からであったのだが、12時30分にはもう着いてしまったのである。
発表30分前だというのに、もう娘を連れたおかあさんたちが多数いるのである。
この日は日曜日だったこともあり、もちろん、おとうさんも何人かは来ていらっしゃったが、うちのように父親だけが見にきているところはそうそうなかったのである。

そして、いよいよ、運命のその瞬間。
なんとかうちの娘は合格していたのであった。
「やったー!」
すぐさま、うちの奥さんにメールを飛ばしたのである。

しかし、私がこの発表を見にきていることは、じつは娘には内緒だったのである。
娘はきょうのH学園の受験が終わりしだい、奥さんとこの発表を見にくる予定だったのである。
そして、「自分の目で確認したいので、それまで、合否はけっして知らさないように」と言われていたのである。

しかしながら、早く見たいので、私は娘に内緒で来たのである。
しかし、このことが、私の身にとてつもない悲劇をもたらそうとは、このときは知るよしもなかったのである‥‥。

じつは、この合格発表が何時まで掲示されるのか、事前に学校に問い合わせたところ、「3時まで」と聞いていたのである。
ところが、うちの娘の受験が終わり、ここに来るには、どうしてもギリギリ3時ぐらいになってしまうのである。

2時過ぎにうちの奥さんからメールがあり、この学校にいちばん近い電車の駅に14時48分に到着予定だと教えてくれた。
そうなると、駅からタクシーを飛ばしても、3時ギリギリになるのである。
父親としては、なんとしても娘にこの合格番号を見せてやりたいのである。
よって、3時前に片付けようとする職員がいたら、なんとかもうしばらく待ってもらうよう交渉する必要があるのである。

そのお願いは14時50分ぐらいに、係の人にしておいた。
心地よく引き受けていただき、あとは娘を出迎えるだけだったのだが、そこでうちの奥さんから、とんでもないことをメールで頼まれてしまったのである。
「パパは隠れておいてね」

合格発表があった1時はものすごい人で混雑していた校内だが、3時前には人っ子一人いないのである。
そんなところで、私は一人、木陰でひっそりとしゃがみ込んでいたのである。
はっきり言って、これはすごく怪しい。
自分でもその自覚があったので、ますます挙動は不審になったと思われる。

いよいようちの奥さんと娘が学内に飛び込んできたそのとき、私は警備員2人ににらみつけられながら、声をかけられたのである。
「こんなところで、なにしてるの!!」

もちろん、事情を詳しく話し、理解してもらえたのだが、合格発表を見ると同時に警備員に連れられた父親と対面した娘の心境はいかがなものなのだろう‥‥。

P.S.
いちおう翌日、息子も志望校に合格しており、平家の受験はめでたく終了したのである。

2008年1月26日 00:00