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2008年2月 8日
大本営発表

前回のブログで書かせていただいた下痢も3日程度でおさまり、日々、健康に過ごしている私なのであるが、なんと、その間に3キロもやせてしまったのである。
わたし的には、頬がすっかりこけてしまったようなイメージなのであるが、誰もそうとは言ってくれない今日このごろなのである。

どうも、ウイルス性の風邪の一種であったようで、私からうちの息子にうつり、うちの息子からうちの奥さんにうつり、平家は病人続出となってしまったのである。
当然、家族からは、諸悪の根源であるかのように扱われているのである。

さて、2月に入って雪が降ったりと、今年の冬はとても寒い日々なのであるが、2月というと、今年もまた誕生日を迎えてしまうのである。
いよいよ、私も今年、49歳になるのである。


ふだんから健康を自慢しているのであるが、トシもトシなので、みなさんから健康に関し、いろいろとご注意やご指導を受ける。
いままでは聞き流すばかりだったのであるが、このたび、素直にみなさんのご注意・ご指導に耳を傾け、健康に留意しようと決意したのである。

健康といえば、私の場合、みなさんからいちばんご注意いただくのが、喫煙のことなのである。
いままでは、ご指導を受けるたびに、こう言い放ってきた。
「私は意思が強い人間なので、一度吸うと決めたタバコは吸い続ける所存です。
禁煙しようだなんて、一度吸うと決めた人間が、そんな意思の弱いことでどうするのですか!」、と。

もちろん、これは詭弁である。
禁煙する勇気がなかったのである。
禁煙に関しては、意思の強さにまったく自信がないのである。
しかしながら、去年、都合3回もノドの腫瘍の手術をしていることもあり、ついに、禁煙を決意したのである。

しかしながら、まったく自信がないので、環境から整えることにした。
まず、禁煙実行日であるXデーは、私の誕生日である2月14日の翌日とし、さらに、一人でつらい思いをするのはイヤなので、仲間を募ったのである。
勧誘活動もさかんに行った。
そして、私と同じく、「ぜひ禁煙したいけれども、自分に自信がない」という、カウンセラーのYとDを勧誘し、禁煙仲間に引き入れたのである。

もちろん、普通にやると、とても困難なミッションになると推測されるので、使えるものは、ありとあらゆるものを使う所存なのである。
うちの家の近所に、禁煙内科なるものがある。
ここにも行ってみる所存である。

禁煙パイポに禁煙アメ、ニコレットに禁煙おしゃぶり‥‥、ありとあらゆるものを動員しての史上最大の作戦なのである。
また、背水の陣で禁煙に臨めるよう、このように、ブログでも宣言する次第なのである。

最近は、禁煙メンバーがそろうといつも、「Xデーまであと何日」とカウントダウンを始め、「いまのうちに吸っとかないと」と、ヘンなところで同意し、喫煙本数が増えている状況なのである。

たぶん、次にみなさんと出会うときは、きっと、私はタバコを吸っていないであろう。
いや、吸っていないであろうことを願う‥‥、いや、たぶん、吸っていないと思う‥‥。
という、強い決意でもって、禁煙に立ち向かうのである。

こんなに強い意思をもっている私だからして、禁煙のことを考えるだけで素晴らしくよい発想が浮かび始める。
一般によく言われることだが、禁煙をすると、口が淋しくなるので、ついついお菓子を食べてしまうといわれる。
また、ごはんがすごく美味しいという噂も聞く。

すると、ますます私は太るではないか。
ますます太ると、これは健康には悪いのではないか?
ということは、健康のためにタバコをやめるのであるが、じつは健康に悪いことを私はしようとしているのではないか?
などと、思考はとても前向きに健康のことを考えたりするのである。

さらに、である。
もう、タバコが吸えなくなるからといって、直前までプカプカと吸っていて、いきなり、「では、今日からやめます」とやめるのは、いかがなものだろう?

ここは一つ、15日から“減煙”を開始するということにし、2箱を1箱に、1箱を10本に、そして、3カ月がかりで1日2本ぐらいまで本数を減らし、そして、全面的にやめるという計画のほうが、無理がなくてよいのではないか?
‥‥と、とても素晴らしいプランを、私の思考は私にプレゼントしたりするのである。
なんと前向きで、無理のないプランなのであろう。

このアイデアを禁煙チームに話したところ、すかさず、全員同意になってしまった。
なんのためにチームを組んだのか、さっぱりわからないのである。
こんなことをしていたら、なにかと理由をつけて、そのうち、「健康のためにタバコを吸う」とも言い出しかねないわがチームなので、やはり、スッパリと2月15日をもって禁煙することにしたのである。

この宣言が、大本営発表のようにならねばよいのであるが‥‥。
こんど、私に会ったときの“いいわけ”に注目していただきたいのである。

2008年2月 8日 12:42