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2008年2月23日
あなたに遭いたくて・・・

「長いつきあいだったが、おまえともいよいよこれでお別れだな」
「本当に本気なの?」
「あぁ、今度ばかりは、おまえとも本当にお別れだ」
「そんなこと言って、一日もすれば私にむしゃぶりつきに来るくせに」
「いや、今度ばかりは、もう二度とお前に会うことはない。決めたんだ」
「そんなことできるはずないわ。24年間、ほぼ毎日、日に何度も何度も私のことを吸いまくったくせに」


そうなのである。
2/15午前0時をもって、私はついに25歳のときにお付き合いをはじめ、以後、毎日仲良くしていたタバ子さんとお別れしたのである。
6年ほど前に一度、40日間だけ別居生活を送ったことがあったが、とあることからもとのさやにおさまってしまい、腐れ縁で続いていたのだ。
しかし、前回のブログで発表したように、この度、私は、カウンセラー2名をひきつれて、禁煙生活に入ったのである。

まず、2/13に私は、禁煙内科に行ったのである。
そこでニコチンパッチをもらい、先生と3つの堅い約束をしたのである。

1.タバコ灰皿、ライター類は一切捨てます。

2.一度くじけて吸ってしまったとしても、それであきらめず、すぐに再チャレンジいたします。

3.2週間に1度、計5回、必ず診断に訪れます。


そして、その他のありとあらゆる禁煙グッズをそろえ、2/15のXデーを迎えたのであった。
2/15は午後3時過ぎまでニコチンパッチをはらず、がまんしたのである。
しかしながら、3時すぎに、縁を切ったはずのタバコさんに「やはり、おまえなしでは生きていけない」と言ってしまいそうにになったので、ここぞとばかり、ニコチンパッチをはったのである。
これで、私の欲求は解消されるはず・・・だったのであるが、
10分経過  「んー まだ効かないなぁ」
20分経過  「もうそろそろ効いてもいいはずなのに・・・」
30分経過  「おかしいぞ、タバコが吸いたいんだけど・・・」
1時間経過  「ぜんぜん効きませんけど・・・」
3時間経過  「ブチッ」(まったく効かないニコチンパッチをはがす音)

なぜか、私の場合、ニコチンパッチがまったく効かないのである。
ニコチンパッチをする前も、してからもずーっとタバコを吸いたいのである。
ニコチンパッチをはっていると、タバコを吸っていないにもかかわらず、体にニコチンが供給されるのである。
タバコも吸っていないにもかかわらず、ニコチン中毒になるのは、悔しいのである。
どうせニコチン中毒になるなら、吸ってなりたいのである。
よって、1日めでニコチンパッチを断念し、気合だけで私は禁煙し続けているのである。
カウンセラーのYとDも同時期に禁煙をはじめたのだが、彼女たちはどうもニコチンパッチがよく効くようなのである。
当初は、私が使わないニコチンパッチをあげていたのであるが、それが切れると禁断症状を表すようで、禁煙内科に赴いた模様である。

現在、禁煙8日目を迎えているのであるが、私の状況はどうかというと、あいも変わらず、ずっとタバコが吸いたいのである。
ところがである。
「ずっと吸いたい思い」が8日目ともなると、慣れてくるのである。
「どうせ、吸いたいと思っても吸えないのだし・・・」とあきらめの心境になり、何とかしのいでいる次第である。
しかし、一人で耐えるのはむなしいので、YとDと連絡を取り合い、お互いになぐさめあいっこをしているのである。

ヘビースモーカーが、禁煙をすると、みんな同じ症状を表すようである。
とにかく3人とも、ニコチンパッチをはっている人もはっていない人も、やはり、タバコは吸いたいのである。
お互いにいかに「吸いたかったけど吸わなかった」という自慢話ばかりするので、はっきり言って見苦しい。
しかも、自慢話をしておかないといけないくらい自信がないのである。
しかしながら、何とか3人ともしのいでいるのである。
しかし、これから一生タバコを吸えないと考えるだけで、3人とも憂鬱になるので、お互いに明日のことは一切考えることなく、今を生きているのである。


しかしながら、唯一の救いは、毎朝、目覚めたときに体調がよいことである。
のどのイガイガや、胃のむかつきもなく、毎朝、目覚めがとてもさわやかなのである。
これだけが唯一の楽しみで、日々がんばっているのである。

禁煙8日目。
私の考えることはただひとつ、「あぁタバコが吸いたい」

2008年2月23日 00:00