2008年6月21日
美食の島、沖縄
あ?、あ?、雨の沖縄???。
ずっとずっと、雨ばかりの沖縄???。
そうなのである。
梅雨時期の安いツアーで、沖縄に社員旅行にやってきたわれわれだが、さすが梅雨だけあって、ずっと雨なのである。
しかも、3日目の雨ときたら、大雨洪水警報並みなのである。豪雨なのである。
いちおう、雨でもいいようなスケジュールは立ててきたのであるが、ちゅら海水族館に行ったところで、駐車場から水族館まで歩くだけで、もう靴の中が水浸しになるような大雨なのである。
今回は総勢25名の旅なのであるが、われわれの社員旅行では、1台のバスで観光するなどということは一切ない。
6台のレンタカーに分乗し、それぞれ行きたいところに行くのである。
私の担当は、東京チーム6名のガイド兼運転手なのである。
私のチームは、みんな文句も言わず、同一行動をとった(これは、今回、ほとんどのメンバーが社員旅行は初めてだったので、事情がよくわかっていなかったためだと思う)。
オリオンビールの工場見学に申し込み、タダでたらふくビールを飲もうとしているチーム、朝早くから水族館に赴き、イルカショーを見ようとたくらむチーム、どこにも行かず、まったりのんびり、ホテルライフを過ごすチームを横目に、われわれは、沖縄が初めての人がいたこともあり、精力的に観光をしたのである。
しかし、なにぶんの大雨なので、できるだけ室内で観光できるところをメインにしたのである。
ちゅら海水族館を観光したのち、われわれは腹が空いたので、ソーキそばとよばれる沖縄名物のそば屋に昼食をとりに行ったのである。
そして、このそば屋を出たあと、われわれは昼食後のデザート代わりに、名護のパイナップル園に行ったのである。
ここは、本来ならば、入場料が500円いるのだが、旅行会社がサービスをしてくれ、「神戸メンタルサービスです」と告げるだけで、タダで入園できるのである。
しかも、パイナップルジュース飲み放題なのである。
しかも、いろんなパイナップル食い放題なのである。
タダと言われると、昔から無性に燃えるタイプなのである。
なぜか、ここを出たあと、全員もれなく、くちびるが盛り上がり、舌が腫れ上がり、会話が少なくなったとだけ書いておく。
当分、パイナップルの顔も見たくないという状況になってしまったのである。
さてさて、こんな大雨の中の沖縄旅行であるからして、必然的に楽しみは食事となるのである。
17年前に私が沖縄に通っていたとき、なにがいちばん苦痛であったかというと、食事であった。
正直、あまりうまいものがなかったのである。
そのイメージもあり、なんの期待もしていなかったのであるが、1日目、みんなでした宴会で食べたアグー豚のしゃぶしゃぶをはじめ、今回はなにを食ってもうまいのである。
2日目は、われわれのチーム以外の全員が、名護の町にステーキを食べにいったそうなのだが、われわれは島田紳助が出している沖縄本で紹介されていたおススメ店に行ってみた。
ここでも、初日に負けず劣らず、すべての料理が絶品なのである。
17年前と異なり、今回の旅行では、まずいものが何一つなかったのである。
これは、一つのカルチャーショックであった。
そして、市場やスーパーマーケット、また、お土産物屋などに行っても、商品に自信があるのか、すごく試食をさせてくれるのである。
海ブドウなんか、試食でけっこう食べてしまったのである。
島ラッキョウなんかも、ラッキョウ臭くなるほど食べれるのである。
あっちでも、こっちでも、どこでも、どんどんどんどん、すすめてくれるのである。
失礼がないように、すべてお受けした。
そして、それもこれもどれも、みんなみんな、おいしいのである。
17年前、あれほどまずかった沖縄の味は、いったいどこに行ってしまったのであろうか?
私の味覚が、ただ変わってしまっただけなのであろうか?
と、思うぐらい、なんでもかんでも、とってもとってもおいしいのである。
そして、いっぱい食べた中で、いちばんおいしかったものを、みなさんにこっそりとお教えいたしましょう。
それはなんと、カヌチャベイホテル内の中華料理レストラン『龍宮』で、3日目の朝食のときに食べた杏仁豆腐とマンゴープリンだったのである。
この店については、いろんなマニアな雑誌におススメ情報があったのである。
「朝昼晩、なにを食べてもうまい!」と書いてあったので、朝食に訪れたのである。
まず、ここのレストランは、カヌチャでも最高に眺めのよいポイントである。
そして、中華朝食なので、朝粥なのであり、それはそれでうまかったのであるが、デザートの杏仁豆腐、マンゴープリンほかデザート4種類が食べ放題なのがうれしい。
ちなみに、杏仁豆腐2皿、マンゴープリン2皿、その他1皿、ペロリと朝から食べてしまったのである。
うまかった。
みなさんも、カヌチャに行かれ、朝食を食べられる際には、一度は訪れることを超おススメする。
ほんとうに、なにもかもおいしかった沖縄帰り、ダイエットがどうなったかは、けっして聞かないでいただきたい。
ただ、なんとか、大台にはいっていないとだけ報告しておく。
2008年6月21日 00:00